現役高校教員の皮算用です。
30代でセミリタイアして非常勤講師となりましたが、担任時代は事務処理は早い方でした。
書類仕事はサクッと済ませて、その他の仕事にかかるべきです。
指導要録や所見欄の記入時期についてです。
指導要録は当該学年の夏休み中に完了させる
新学年でクラス変えによるシャッフルがあるので、翌年の5月までに完成させておく必要があります。
(2019年度の自クラスの学習指導要録は2020年5月までに完成させておく。)
ちなみに、年度末での転勤・退職があるならば、それまでに完成させておきましょう。
クラス変えがなく担任も3年間もち上がりで、指導要録を3年分ため込んでいる先生もいました。高校3年生なんて進路指導で忙しいのに指導要録をあの時期に書くなんて((((゜д゜;))))
A3厚紙の指導要録、早くデジタル化されないかとやきもきしています。
アレ手書きする必要あるんでしょうか・・・。
1年生分はミスったら書き直す
名前・住所・各種所見欄があります。
特に住所が間違えやすいです。
残念ですが、間違えた場合は新しい用紙に書き直してください。
二重線と訂正印でも訂正できますが、2年生・3年生分のスペースが減るので次の担任に迷惑がかかるからです。
また、訂正してあるのを見てネチネチ言ってくる先生もいますので書き直す方が後のメンタル的に楽です。
(教育現場とはこういうものです。)
22世紀までにはデジタル化されると思いますので、長生きしてください。
指導要録・調査書の所見欄は4~5パターンでOK
1クラスの生徒分40パターンある必要はありません。
4~5パターンを使い回せばOKです。
担任は毎年変わりますし、それぞれの先生で表現がまちまちなので3年間全く同じ所見にはならないからです。
所見欄のために時間をかけるよりも、生徒と過ごす時間を作るべきなので、こんなことに時間は割いていられません。
通知表の所見欄の内容は早め早めに書いておく
小学校教諭の友人がかつてこう言っていました。
1学期の通知表の所見欄ができてなくて日曜出勤です(TOT)
もちろん休日出勤の賃金は発生しませんし、代休もありません。
(中学・高校ならばクラブ活動での休日出勤ならば4時間で2,800円・6時間で3,600円ほどもらえます。【特殊勤務手当】)
学期末は忙しいので、余裕のある時期に所見欄の内容を作っておくべきです。
今から成績付けが恐怖…
所見欄、道徳・総合・外国語の評価にかかる時間4箇所×30人=120箇所
10分×120箇所=1200分
1200分=20時間これ全部残業。無給。対価なし。
成績付け代別途支給してください。
それか児童の登校なしで成績付けだけできる日をください。#教師のバトン #ド真ん中ジャーナル— iroha@母親であり教師であり (@irohas21608960) May 23, 2021
Excelで作って後は貼り付ける状態にしておきます。
中学・高校ならば【通知表の所見欄を無くす】ということもできると思います。
(過去に高校で経験があります。学年全体で決めて管理職に確認を取り、通知表の所見欄を削除しました。)
通知表の所見が手書きの学校の場合はご愁傷さまです。早いことパソコンで作れる学校に転勤しましょう。
生徒はそんなに大きく変化しない
1学期の通知表の所見、5月に書いちゃっていいの?
なんて思われそうですが、大丈夫です。生徒は2ヶ月でそんなに変わりません。
それに、もし劇的に何かが変わった場合は所見内容を変更すれば良いのです。
早め早めに事務仕事を終えておくと、特記したい生徒により時間をかけて所見欄を書くことができます。
教師こそ効率的に仕事を処理する!
教員は給特法により、みなし残業代となっています。残業代が出ないので、効率的に作業すべきです。
教員の月の時間外労働は20~200時間です。平均は50時間だと思います。
普通に残業代が付く企業ならば残業代の時給は2,000円~です。つまり月給で10万円差があります。年間120万円です。30年間だと3,000万円を超します。
民間企業で働いていたら得られた3,000万円よりも教職を選んだわけですが、30代40代と年齢を重ねていくと、その選択に必ず疑問が出てきます。
そのため、そんな疑問をもたなくて済むように、残業ナシで帰れるように仕事は早く終わらせるべきです!
3,000万円に「おや!?」と思った方は間に合えば転職をオススメします。
私はもう35歳過ぎてしまったので転職は無理でした(T_T)
またはコツコツ資産形成するかです。
コメント