今のクラス嫌・・・。
新学年となりクラス替えがあります。
試行錯誤したクラス編成ですがやはり生徒全員の満足度100%とはなりません。
許容範囲ならばそのクラスで1年耐えるだけですが「これはもう絶対に無理!」となった場合には日本では同じ学校内で他クラスに移るということは無理です。
1人の希望を叶えると他にも「クラスを変わりたい」という面々が出てくるからです。クラス変更を希望する理由の重大さの線引きは難しいので一律『不可』としておく方が学校運営上面倒が少ないのです。
生徒・家庭側が自主的に選べるのは転校ですが小学校中学校ならば別学区への転居が必要でしょうし、高校だと転入試験に合格しなければいけません。私立ならば学費負担が大きくなります。
※発達障害等で支援学級に移ることは可能です。その場合は普通「今年度は元のクラスと支援学級の両方に座席があり、日によって生徒本人がどっちのクラスか選べる」となるかと思います。ちなみに高校だと支援学級は無いので高校入学後に初めて発達障害であることが分かった場合支援がものすごく遅れます。
フランスの学校はすごかった
日本の学校だと1クラスの生徒定員は40人です。
1対40で授業を行いますが1人1分と会話しても40分かかります。全員の平等なケアは正直無理です。多くの時間をかける生徒とそうでない生徒が発生します。
日本では1人の先生が担う仕事量はとても多いです。
- 担任
- 授業
- 行事企画運営
- 進路指導
- 部活指導
フランスでは分業が進んでおり、学校に先生(教師)以外の大人が雇用されているそうです。
『現代ビジネス』記事筆者:安發明子
現代ビジネスの記事によると公立中学校でも転居の必要なく転校が可能で、翌月には転校できているようでした。
また、近隣に望む学校が無ければ遠方での全寮制の学校も選べるようで「自分を知らない人ばかりの土地に行きたい!0からやり直したい!」というニーズも叶えられていいなぁと思いました。
中学生時代に人間関係に悩んだとき「人が一生で会う人数は約3万人。つまり、全世界の0.0005%くらい。だから、あなたが人生で出会うであろう全ての人に嫌われても、99%以上の新しい出会いがあるから気にするな」とアドバイスをもらったのを覚えてます。
これ、社会人になっても刺さる言葉ですね。— イシコ @3/17出版『入社一年目からどう働くか』 (@newsalaryman_21) April 24, 2021
日本の学校もこんなシステムにならないの?
正直なところ無理です。
日本は少子高齢化で「若者にはお金をかけない」路線へと政治的に舵切りしています。
日本の人口ピラミッド推移
私が日本の教育を変えます!
ものすごい手腕の政治家が現れてテキパキ変えればいずれ子どもや孫の代には教育国となるかもしれません。私が知る限り30年前と今は転校システム等は何一つ変わっていませんが。
子孫がじゃなく、今すぐ自分がこういった教育を受けたい!
フランスに行くしかありません。
この要望をすぐさま叶えられる家庭はまず無いので「クラスを移りたい・転校したい」という希望は叶わず、だましだまし自分を納得させながら学校生活を送ることとなります。
次代を考える
自分の子どもには絶対こんな思いをさせたくない!
- 自分が政治家になって国の教育を変える
- 望む教育が受けられる国で暮らす
選べる方法はこの2つです。
転校システム等の学校間のことを扱うのは教員ではありません。校長になったところで動かせるのは自分の勤務校内の物事だけです。
大事を扱うのは行政の仕事です。
簡単なのは『2.望む教育が受けられる国で暮らす』です。
- フィンランド
- フランス
- ドイツ
- 等々
教育に大きな予算を取っている国は多いです。
日本を脱出できるかどうかは各人の度胸によるところが大きいです。
私の友人知人で日本脱出した人が数人います。
- 日本企業の海外駐在員(ハイレベル学歴)
- 海外留学し現地で大学・大学院進学→就職(お金がかかる+ハイレベル学歴)
- ワーキングホリデー利用
特に学問に秀でていない場合、料理人として海外脱出する方が現地で職が見つかりやすいです。日本には寿司職人育成の専門学校もあります。
特に英会話力なく、プログラミングや料理等の特殊スキルなくぶらりと海外に出て行った友人は当初テント暮らしでした。その後野菜のパック詰めの職が見つかり現在は機械工場で働いています。
今のクラス嫌・・・。
私は地元が嫌で嫌でたまりませんでした。
小中高とそこそこ勉強したので無事地元を脱出できました。自分を知らない人ばかりの土地で暮らすのはとても自由です。
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