日本で最も有名な奨学金情報、
- 日本学生支援機構JASSO
- あしなが育英会
- 新聞奨学生
についてです。
奨学金を語る上で外せないメジャーな3つです。
奨学金は官民それぞれで実施されています。公的な奨学金については、そこそこまとめられていますが、民営の奨学金は中々見つけにくいです。
日本学生支援機構(JASSO)
日本の奨学金の代名詞です。旧育英会です。
新しく給付型奨学金もできましたが、住民税非課税世帯など条件は厳しいです。
奨学金対象者
高専3年生~・大学生・大学院生・専門学校生など
奨学金の種類
貸与型
- 第1種奨学金(無利息)
- 第2種奨学金(利息付)
- 海外留学のための第2種奨学金(利息付)
貸与型の場合、返済免除になる場合もあります。
給付型
- 給付型奨学金
- 海外留学のための海外留学支援制度
- 海外留学のための官民協働海外留学支援制度
日本学生支援機構HP内の「JASSO以外の奨学金」ページに大学・地方公共団体等の奨学金や授業料免除の検索ページがあります。奨学金情報が昔よりも探しやすくなりました。大阪府育英会USJ奨学金(100万円給付)などもこちらで検索できます。
あしなが育英会
病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、 親が重度障害で働けない家庭の子どもたちを支える民間非営利団体です。 国などからの補助金・助成金は受けず、すべて寄付金で運営しています。 ご寄付の9割以上は個人の方からです。(あしなが育英会HPより)
奨学金対象者
高校生~
奨学金の種類
給付型+貸与型(無利息)
奨学金の種類は上記1種類のみです。高校・専門学校・大学と、学校によって奨学金の金額が異なります。
貸与型部分については、奨学金の交付が終了してから20年以内に返還することになっています。
新聞奨学生
新聞会社による奨学金を受けている学生を新聞奨学生と呼びます。
大学生・大学院生・専門学校生だけでなく、予備校生(浪人生)も、この奨学金を利用できるようです。
新聞奨学生の仕事
朝刊と夕刊の準備+新聞配達をします。
準備には折り込みチラシ入れも含まれます。配達が朝刊のみのコースもあるようです。集金業務を行うコースもあるようです。もちろん仕事なので、給料が出ます。
約15万円/月
標準額がこれ位のようです。
集金無し・夕刊配達無しとすると、減額され12万円程度になるみたいです。
朝刊配達がAM4:00頃と考えると、新聞店に行くのはAM2:00頃でしょうか。
夫が中学生の時、朝刊配達していました。AM2:00集合だったそうです。
中学生にそんな働かせ方アリ?
新聞奨学生の待遇
休みは4日~6日/4週のようです。有給は初年度10日と書いてありました。ただ、まぁ、社会人同様、有給消化できるかどうかは・・・。
冷暖房完備の個室寮(無料)という記載が多いです。光熱水費は実費のようです。食事は朝+夕が付くこともあるようです(上限29,000円負担)。
卒業まで続けることができると、推薦書を書いてもらえるので就職に有利と聞きます。
都市伝説として、「朝日奨学会を4年間続けて推薦書をもらい朝日新聞に入社する」とはよく聞くのですが、そんな方に遭遇したことはありません。
ちなみに朝日新聞の平均年収は1,200万円だそうです。
新聞奨学金
上記給料とは別に奨学金があります。各新聞社は返済不要の奨学金とうたっています。
4年間でだいたい400万~520万円もらえるみたいです。 給料+奨学金と考えると、
月額23万~25万円
になります。
朝日奨学会
朝日奨学会では、年度末まで在籍していると、100万~130万円支給されるそうです。翌年の学費に充てることができますが初年度の学費が心配ですね。
1年目は入学前に、貸付(無利子)奨学金があるそうです。それを1年目の学費に充てて、1年生3月の100万円を2年生の学費に充てて・・・とすると、大学卒業時に100万円手元にあることになります。
貸付奨学金を返済してもいいでしょうし、無利子なのでゆっくり返すことにして新生活準備金としてもいいと思います。
毎日育英会
毎日育英会では、貸付金(無利子)という表現になっています。
「貸付金は奨学金で返済します。中途退会の場合は、退会時に貸付金残額を一括返済していただきます。」
毎日育英会HPより
年度末に奨学金100万~130万円が支給されるそうです。これで毎年度末に貸付金を返済するんですね。
ただ、中途退会(卒業を待たずに新聞奨学生を辞める)だと、1括返済というのがキツイですね。
中途入会というのもあるそうです。卒業まで4年間続けることが不安な人は、3年生辺りから始めてもいいかもしれません。
個人的見解
個人的には、大学生なら時給1,000円で8時間のアルバイト×週3回×4週間=月額10万円程度が標準収入かと思います。
週に6日働いても20万円の収入です。
そのため、新聞奨学生はアリだと思います。住居は古いかもしれませんが、無料ですから文句は言えないかと思います。
4年間毎日AM2:00~の遅刻厳禁な仕事をしつつ学生するわけですから、まだストイックに生活できる18歳から始めるのがよいと思います。
世俗に染まってしまった21歳からだと、続けられない気がします(T_T)
奨学金を付与している新聞社
- 朝日新聞⇒朝日奨学会
- 毎日新聞⇒毎日育英会
- 読売新聞⇒読売育英奨学会
- 産経新聞⇒産経新聞奨学会
- 日本経済新聞⇒日本経済新聞育英奨学会
- 北海道新聞⇒北海道新聞配達奨学生制度
- 東京新聞⇒東京新聞奨学会
- 中日新聞⇒中日奨学会
- 西日本新聞⇒西日本新聞奨学会
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