現役高校教員の皮算用です。現役教員といっても、セミリタイアした非常勤講師ですけれど。
「働く女性の妊娠時期はいつがよいか」正直、こんなことが話題にのぼる社会はかなりヤバイと思います。
「時期を気にせず妊娠すればよい」
個人的にはこう考えています。
学校業務のひと区切りのタイミングで妊娠をもくろむ
産休タイミングはざっくりと下記3つです。学期が変わるタイミングで産休に入る先生が多いです。
- 1学期末
- 2学期末
- 3学期末
過去に4月中旬から産休に入った担任の先生もいたよ!
産休に入る時期は気にしないで!
よく言われるのは「年度末(3月末)からの産休が望ましい」です。
学年が終わるタイミングなので確かに担任業はスムーズに引き継げます。
ただ、学校の先生の仕事は担任業以外の分掌もあります。そのため、一概に「年度末がよい」とは限りません。
公務分掌一覧
年度末が忙しい公務分掌
- 特別活動部(次年度会計)
- 進路指導部(大学入試)
- 教務部(高校入試・次年度時間割)
この3つの分掌は年度末が最も忙しいかもしれません。
そのため、産休に入るタイミングは1学期末や2学期末の方が良いかもしれません。
担任だった場合は最終学年以外での妊娠が望ましい
最終学年の担任となると、2学期以降は進路指導で大忙しです。
入試直前での産休取得は先生にも生徒にも、代替の先生にもプラスではありません。
- 妊娠中の先生←無理しちゃう
- 生徒←先生に気をつかう・入試も不安
- 代替の先生←ギリギリの日でしか雇用しないので、入試に対応できる?
「最終学年の2学期以降になると色々ヤバイ」ので、それ以前に産休に入りましょう。
そう考えると、1年生の1学期でもいいですし、1年生の2学期でも1年生終わりのタイミングでも良いです。2年生でも同じです。3年生1学期末までならセーフです!
最終学年の1学期末までに産休に入ろう!
7月に産休に入るということは4月時点で分かってるので、普通は担任に入れませんけどね!
普通は。
最終学年の2学期や3学期での産休取得ももちろんできますが、同僚や保護者から無責任だと陰口があります。何なら面と向かって言われます。
そのため、最終学年での産休取得はなるべくなら回避したいところです。
こんな妊娠出産で他人の評価を気にしていたら、先々メンタル病みます。学校の先生は第1に強メンタルじゃないと定年まで先生業を続けられません!
時期を気にやむのは初めての妊娠だけです。
お母さん先生のタフネスさは凄い!
産めるなら産んでおく!
最近は妊娠や不妊についての話題もオープンになりつつありますが、学校での性教育(保健や家庭科)はまだまだ望まぬ妊娠をしないために避妊をしように重きが置かれています。
男女共に年齢を重ねるほど不妊率が上がります。
自分の子どもが欲しいならば、仕事の都合を優先するよりも、産める年齢で産んでおくことが大切です。
「担任だから3年間生徒を見送らないと!」
なんて思ってて、20代を見送ってしまいました(T_T)現在アラフォーで子どもはいません。
3回流産しました。
妊娠した時に担任でしたが、保護者に「担任なのに妊娠なんて無責任だ」と言われ、無理をして仕事をした結果、1度目の流産。他人の子どもと親を優先した結果、自分の子どもを殺す結果になりました。あれから10年以上経っても若い方が妊娠しにくい環境は相変わらずです。— ボーッと生きてるおろれっく (@ororek) April 11, 2021
年齢別女性の不妊率
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