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支援学校と支援学級どっちか迷ったら

進路話
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発達障害がある場合、学校選びってより慎重になりますよね。

支援学校か支援学級か迷うところです。

 

私:皮算用は過去(2007年頃)に公立中学校の支援学級で授業を担当したことがあります。

個人的には支援学校の方が支援が手厚く、子どもにとって必要なことを教えていると考えています。

実際に3種類働いた先生も支援学校をすすめています。

特別支援

公立の小中学校では、通常学級と特別支援学級があることがほとんどです。

通常学級は1クラス人数が~40人ですが、特別支援学級は1クラス人数が~5人程度です。

特別支援学校

  • 聾(ろう)学校
  • 盲(もう)学校
  • 養護学校

2007年から、それまで3つに分類されていた学校が1つになりました。

特別支援学校または特別支援学級

発達障害のあるお子さんをどちらに入学させるか迷う所だと思います。

個人的には、特別支援学校をおすすめします。

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先生の転勤問題

家の近くの普通の公立学校の特別支援学級に通うこともできますが、特別支援を得意とする先生は1校に1~2人がせいぜいです。

公立の先生は転勤があるんです。

 

「あそこの学校の特別支援学級のA先生は手厚い」なんて情報も出回りますが、転勤してしまう可能性があります。

卒業するまで担当してもらえるかは分かりません。まぁ、転勤になった場合、新しい先生も転勤して来るんですが当たりハズレはあります。

公立の特別支援学校も先生の転勤問題はありますが、全員動くことはないので、よっぽどのハズレ先生以外は問題無しです。

各教科の授業

~2007年の話しですが、私は中学校の特別支援学級の授業を担当したことがあります。

 

中学生でしたが数字の概念が分からない生徒もいましたし、中学1年生迄の数学内容が理解できる生徒もいました。

 

1.2.3・・・10が意味するものが分からない生徒にマーカーで1と書いた数字を上から鉛筆で1となぞらせるんですφ(._.)

1年かかっても、1~10まで自分で書けませんでした。

積み木を使って「△3つちょうだい」とか体重計使って「この重さピッタリの土をバケツに入れよう」とかしてる方が、生徒本人も楽しめると思うんですけどね。

途中で、積み木遊びや土遊びへと脱線しないよう気をつけないといけないですが。

おはじきやビー玉は誤飲の恐れあり。大きくて重たい体重計じゃないと壊してしまう恐れあり。注意!

 

本当は1人1人に適した授業ができればいいですが、そんな人件費はかけてくれません。

せいぜい先生1対生徒5人です。

 

 

生徒の個人差は大きく、同じ中学校1年生でも、数字の概念が分からない生徒から中学1年生迄の数学内容が理解できる生徒まで幅広かったです。

この5人の相手を1人でします。

 

必然的に手のかからない、数学が理解できる生徒には、一般生徒と同じようなプリント学習となります(黒板で説明は手が足りず無理です)。

数字の概念が分からない生徒にとっては50分の授業も興味のあるものではないので、なだめすかして作業をさせます。

そしてやはり、1年かかっても1~10まで自分で書けません。

 

 

数字の概念が分からない生徒には遊びの延長みたいな授業

  • 積み木を使って「△3つちょうだい」
  • 体重計使って「この重さピッタリの土をバケツに入れよう」

なんてしている方が生徒本人も楽しめると思うんですけどね。

先生1人なので同じ教室でそういった授業をすると、プリント学習の生徒がプリントを嫌がります。

 

また、数学が理解できる生徒に遊びの延長みたいな授業をすると、管理職や保護者からクレームがきます。

「もっと各生徒の能力に見合った教育を受けさせろ」と。

 

そのため前述のような、なぞらせるような授業になっています。

 

 

数学がそこそこできる生徒もいましたが、あの子たちに必要なのは数学ではなく算数です。

そして、生活するための知恵・技術だと思っています。

 

中学校を卒業した後、進学する生徒もいます。

 

 

ですが最終、自分で生計立てていかないといけないことになっています。

作業所やパン工場、パソコン入力できれば会社で事務などの職に就きます。

普通の学校のカリキュラムでは、そういった科目は無いんです。

国語・数学・英語・理科・社会・体育・家庭科・技術科等々を学びます。

他教員・保護者の声(Twitterより)

子どもたちに身につけさせたい知恵・技術

自分に手助けが欲しい時に声を出せるか

お湯の出る水道(ワンコックタイプの蛇口)で、60℃位の温度で布巾を濡らしている子がいました。

 

もちろん熱いので、指でつまんでおそるおそる濡らしていました。

 

妙に湯気が沢山出ていたので気付きましたが、火傷していなくてよかったです。 「熱い」とか「おかしい」「どうしたらいい?」と自分で言えない子もいます。

 

言えるようにならないと、社会に出た時に気にしてくれる大人ばかりではないので危険です。

なんなら悪意をもって近づいてくる大人もいるので、「おかしい」「助けて」が言えるようにならないとダメです。

衛生習慣の確立

自分の体をちゃんと洗えていない子がいました。

指の間とか頭をまんべんなく洗うとかが出来ていない様子で、周囲から「臭う」と言われていて、本人もかゆそうでした。

 

もちろん保護者が教えているはずですが、習慣の定着にはかなりの時間がかかります。バッチリ体が洗えるまで毎日チェックしてあげてください。

生理用品の交換タイミングもしかりです。

 

そして、必ず教えていただきたいことが性欲処理の方法です。

マスターベーションについてです。

 

男の子も女の子も必ず性欲が出ます。特に男の子については、性犯罪の加害者になる可能性があります。

被害者になってしまう場合は、前述の助けを求めるために声を出すです。

 

同じ支援学級の男の子が女の子をトイレに連れ込み、体をあちこち触った事件がありました。

女の子が「体を触られて嫌だった」と申し出たので発覚しました。

男の子を強くしかり、2人の登下校時間をずらしました。

その後、在学中に性的なトラブルは起こりませんでした。卒業してからの情報はほぼ入って来ないので、それ以降の事は分かりません。

(男の子の自宅ではお父さん愛用の雑誌やDVDが子どもの目が届くところに置いてあったそうです。)

 

異性への興味が年々増していく事は想像にやすいです。

 

次はバレないように助けを求められない子を対象にしようとするかもしれませんし、学校の先生に叱られたから学校以外で対象者を見つけようになるかもしれません。

「ムラムラしたら自分のお家に帰って、自分で処理をする」

こういったことが習慣化できれば、誰かを触ることは減るかと思います。ただ、習慣化させるための方法ですね。

  1. 教えなくとも自分でできる
  2. 家族が教える
  3. 他人が教える

上記3拓だと思います。3.はボランティアの人もいるでしょうし、【何でも屋】に頼めるかもしれません。

家族が教えるが1番よいと思います。

まとめ

特別支援が必要な生徒も、そうでない生徒も生徒本人に必要な教育が受けられる学校を選ぶべきだと思います。

そのための情報収集は容易な時代です。

普通の学校は基本、普通のことしか教えません。

国語・算数etc.

発達障害に気づかないまま高校進学した場合
発達障害に気付かれないまま年齢を重ねていく子どもがいます。思うところがあれば検査を受けるべきです。

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