勤続11年の教育公務員(高校教諭)を退職した皮算用です。振り込まれた退職金額は、3,072,166円でした。
公務員の退職金の掛け率は職種や学歴によらず、勤続年数のみで決定しています。
基本給×〇ヶ月=退職金
年功序列なので勤続年数が増えると基本給も上がります。
〇の所も、勤続年数によって増えていきます。
これらは、各自治体で異なります。
公務員や教員の退職金は基本給をモトに計算する
同じ自治体の同じ勤続年数の公務員でも、職種によっては基本給の金額が異なります。
行政公務員(県庁や市役所)＜教育公務員(学校の先生)と言われています。
もちろん、高卒公務員＜大卒公務員ですしね。
公務員や教員の退職金は掛け率(〇ヶ月)で異なる
掛け率は同じ自治体の同じ勤続年数ならば同じ数字がかけ算されます。
掛け率については公開されているので調べたい自治体を「〇県 公務員 退職金」と検索すればPDFで出てきます。
退職手当の額は、「給料月額×勤続期間に対応する支給率」により基本額を算出します。
算出した基本額に、勤続期間・退職事由に応じた退職手当の調整額等の加算をしたものが退職手当の額となります。退職手当の支給率早見表
支給率 支給率 （１）定年前早期退職者に係る特例
勧奨・整理・死亡・公務上傷病退職で、勤続期間が２５年以上あり、退職の日以後の直近の３月３１日の年齢が、定年から１０を引いた年齢以上である職員に限って適用する特例です。
退職手当計算の基礎となる給料月額に、定年と退職年度の末日の年齢との差に２％を乗じて得た率を加算します。
私も退職前に自分の自治体の掛け率を調べました。
「退職金いくらです」
なんて言ってくれないしね。
退職金関係はこんな所ですが、せっかくなので行政公務員と教育公務員の違いを少し。
掛け率はだいたい勤続年数
私:皮算用は教育公務員として1自治体で11年間勤務しました。掛け率は約11ヶ月でした。
もちろん各自治体で掛け率は異なりますが、だいたい勤続年数→掛け率です。
教員には残業代が付かないが他公務員は残業代が付く
行政公務員は残業代がつきます。
教育公務員はみなし残業代が基本給の4%が全員についています。【給特法】
学校の事務員は残業代つきます。
学校の用務員はおそらく残業代つきます。しかし定時以降で見かけたことがないので、残業代つかないから帰ってるのかもしれませんが。100%定時帰りしてます。
羨ましい(T^T)
定年退職日で得をするのは学校勤務者
行政公務員は退職日は誕生日です。
定年65歳なら、65歳の誕生日付けで退職します。
教育公務員は年度末です。
定年65歳なら、65歳を過ぎた3/31付けで退職します。
4/1生まれの人は1日前の3/31かなぁ？
もう1年後ろ？
学校の事務員・用務員も年度末です。
働き始めは民間企業も公務員も4/1からです。学校勤めの場合は定年が誕生日ではないので、長く働けて長く給料がもらえるため得だと思います。
年功序列の最後の年の給料が数ヶ月間もらえるわけですから。
定年退職が誕生日なら、早生まれはより長く働けて長く給料が貰えます。
4月生まれと3月生まれは成長差がほぼ1年ありますが、同じ学年です。小学校・中学校時代の悔しさを取り返すのは、この定年last daysです！
学校勤めの4月生まれさん、おめでとうございます。定年まで働けば、同級生よりも生涯賃金は1,000万円位多くなるはずです。
ほぼ1年間給料貰えて、公務員の定期昇給が1月なので、3/31で定年退職する場合は昇給した金額をもとに退職金の計算をするためです。
また、年金支給も誕生日からなので早く年金支給されてうらやましいです。
4月生まれの人は学校事務員又は用務員がオススメです。
教員は労働環境がブラックなので、オススメしません。
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