現役高校教員です。
30代でセミリタイアしましたが現在も趣味で高校の数学の先生をしています。
2020年に新型肺炎コロナによる全国での休校がありました。学校や自治体からスタディサプリをすすめられるくらい優れた動画授業サービスです。
スタサプがいいのは分かるけど、子どもは継続できるかな?
『勉強を続ける』のは大人でも大変なので子どもが続けられるかは悩みどころです。
まずは勉強の重要性を保護者が意識することで子どもへの対応が真摯になります。
勉強は大事!!
保護者が持つべき『勉強の重要性意識』
でも、本当は、個別指導で、どこで躓いているのか発見してやると、その後、ある程度できるようになる例はあります。本当なら小中学校で、そこをやっておいてくれればよかったのに、というのが、学習困難な大学生の個別指導をして、思うことです。
— UFO教授 (藤木文彦 Fumihiko Fujiki) (@UFOprofessor) May 26, 2020
義務教育レベルを修了することなく、無理やり高校へと進学させられ、高校での学習についていけずドロップアウト乃至は名前を書いたら合格するような大学や専門学校へ数百万円の奨学金を借りてまで進学
これらの進路が本当に生徒の10年20年後を考えたものであるとは思えない
生徒が不憫でならない— 痩せたソクラテス (@Thin_Socrates) August 1, 2020
日本では留年が一般的ではありません。
不登校などで出席日数が足りない場合でも義務教育下でも留年する生徒はいません(希望すれば義務教育段階でも留年できますが多くの家庭では留年を望まないので進級卒業していきます)。
高校には学業不振での留年制度はありますが『基本、追試で受からせ進級卒業させる』のが普通です。だって分からないのは高校の数学Aじゃなくて小学校の分数や距離速さ時間でつまずいてるので1年留年させたからといって理解できるようにはなりません。
留年させるその責任を大人は誰も負いたくないのでバンバン進級卒業させています。私もその一人でした。
「数学の偏差値は38でした。高3の時です。大学受験は4度失敗し、小4の分数計算までさかのぼってやり直しました。」
談:高橋一雄
朝日新聞より抜粋
この高橋一雄さんという方は、数学に関する本を何冊か出版されています。
- 語りかける中学数学
- もう一度高校数学
- など
朝日新聞の記事を読んだ時に大きなショックを受けました。
日本では小学校の分数計算がキチンと理解できていなくとも高校3年生まで進級・進学できることにです。
薄々気づいてはいましたが、
- この地域の子どもたちだけだろう
- ゆとり教育の子どもだからだろう
なんて思っていました。
高橋一雄さんは1961年生まれの方です。
私が教育公務員(高校教諭)を辞めた理由の1つは、公教育ではこれら子どものケアができない・しないことに嫌気がさしたからです。公立学校で留年すると公費で再学習ができます。家庭の経済的な負担は少ないです。
先日も高校2年生の生徒に言われました。
中学校から数学につまづいているので分かりません。
偏差値60超えの高校の文系生徒です。数学Bのベクトルの授業での出来事です。
もちろん追いつくのは不可能です。文系生徒ですので、上手に科目選択すれば高校3年生では数学の授業はゼロになります。
ごまかしながら進級・卒業するしかないのが現状です。
もしも再び数学を学び直したいと思ったら『塾や家庭教師・通信講座など』の自費での再学習となります。公教育での学び直しのチャンスはありません。
- 学びたい学問ができた。
- 就きたい職業がある。
高校生でこう思った場合、コストをかけるか諦めるかの2拓です。
たいていの生徒は諦めていきます。
スタディサプリは小学講座がオススメ
「数学の偏差値は38でした。高3の時です。大学受験は4度失敗し、小4の分数計算までさかのぼってやり直しました。」
談:高橋一雄
朝日新聞より抜粋
高橋一雄さんもですが、小学4年生辺りから算数・数学につまずく生徒が多いように思います。
スタディサプリの小学講座、小4~高3までの授業動画が月額2,000円程度で見放題です。
高橋一雄さんは4浪しました。小4~高3までの9年間の復習に4年かかった様子です。
分かるようになりたい。
そう願うならば時間との勝負ですので今すぐのスタートをすすめます。鉄は熱いうちに打て!
勉強を継続させる方法
私が勉強を続けられた理由の一つに『勉強したらお小遣いがもらえたから』があります。
- 定期テスト8割以上で1,000円
- 定期テスト9割以上で1万円
- 家庭学習2時間で100円
お金でつるだなんで。
批判の方が多いと思いますが、大人だって仕事選びの大きな理由は賃金です。お金は原動力になります。
年間4万円なら安い
定期テストは年5回です。毎回9割以上の点数だと5万円取られますが9割の点数をとるなんて難しいので多くて5回とも8割ぐらいです。5,000円で済みます。夜店のくじ引きのように見せ餌は豪華な方がいいので「1万円!」としておく方が子どもはヤル気が出ます。
勉強2時間で100円も、365日毎日2時間勉強しても36,500円です。
5,000円+36,500円=41,500円です。12ヶ月で割るとひと月3,460円!スタディサプリ代と合わせても月々6,000円でお釣りが出て子どもが勉強します。
大人はテレビ・スマホしない
私は勉強するのにお母さんテレビ見てるのズルイ。
子どもが勉強していて大人がバラエティ番組見て笑ってるのは教育的にどうかと思います・・・。
子どもが勉強している間は大人もテレビやスマホ以外のことをしましょう。
- 家事
- お風呂入る
- 読書
- 勉強(資格取得とか)
今さら追いつけない。
小学生でも中学生でも高校生でも「今から追いつくのは無理だ」と諦めます。そして人生の折々で『あの時始めておけば・・・』と後ろ髪を引かれます。
スタディサプリ小学講座はそう思ったタイミングで手を差し伸べられる良いサービスだと考えています。小4~高3まで全て見放題はすごい!
30代40代で後悔するより10代の今、がんばりませんか?高橋一雄さんのように4年かかるかもしれませんが人生は90年近くあります。10代でがんばった分は必ず後ろの人生で大還元されます。
やるなら一分一秒が惜しいので今すぐです!
これ、ホントに悩んでいる。我が子の学校からスタディサプリで学習を進めるように連絡がきて、質問は学校再開後に、との事だけど、そもそも我が子はオンライン授業そのものが苦手で。質問されても夫婦(親)にも得手不得手があり。今の状況に頭を痛めているのです、ホントに。 https://t.co/yBIZyDAqFv
— KUMAKO (@kuma_sakurairo) April 17, 2020
一年くらい前、お金払ってスタディサプリの英語(関さんの英文法と肘井さんの読解)を聞いたのですが、とても優れていると思います。
素晴らしいです。— 川口創 (@kahajime) May 12, 2020
「オンライン(動画)コンテンツは製作費がかからない」と思われがちですが、質の高いコンテンツを作るためにはかなりの投資をしています。2011年に開始したサービスなので、約9年、授業動画の改善を続けてきています。
— 小宮山利恵子 | スタディサプリ教育AI研究所所長 (@RiekoKomiyama) May 10, 2020
コメント