現役高校教員の皮算用です。『現役』と言っても教諭職からセミリタイアしたので現在は時間講師な身分です。
何と教育公務員として11年間勤めましたが、セミリタイアした時間講師の現在の方が時給換算で高額でした!(T_T)
部活顧問(拒否していた)でもなく、仕事が早かったと自負していた(時間外労働月30時間程度)でも教諭時代の時給換算で2,500円ジャスト程度でした。
長時間働いている先生は時給換算で2,500円になることなど永遠に無いと思います。
ちなみに正社員の時給換算は2,500円以上と言われています。

時給換算で800円程度の先生が多いと思います。((((゜д゜;))))

SNSが発達した現在では様々な情報が容易に手に入ります。
先日Twitterで驚愕の内容が流れてきました。
「代わりの先生がいないから辞められたら困る。辞めさせられない。」
それ労働基準法無視してます!
先生の代わりの見つけかた
代わりの先生を探すのは管理職や教育委員会の仕事です。
見つける方法はこの3通りです。
- 講師登録者から探す
- 退職者に問い合わせする
- 人材派遣会社等に問い合わせする
普通は講師登録者から見つけます。

よく働く若者が望まれますからね(=_=)
教育委員会には講師登録があります。4月から先生をしたい人物なんてわんさかいます。
ただ、4月からの講師依頼が無い場合は普通の人は他に職を見つけます。

生活費のためには働かないとね!
来ない講師依頼をひたすら無職で待ち続ける人なんていません!
そのため、年度途中からの講師探しはなかなか難しいです。
退職者に問い合わせする
講師登録者から代わりの先生が見つからない場合は退職者にオファーを出します。定年退職者に声をかけます。
「代わりがいないのでお願いします。」
殺し文句があります。
「生徒のために!」

たいがいの先生は『生徒のため』と言われるとNoと言えません。
先生の代わりは見つかります。
再任用はすでに70代をも対象にしています。私の自治体では72歳の方が活躍してくださっています。
— みさきtea (@RjO3x8mx6MXl7WT) October 2, 2019
あなたの代わりはいない
「あなたの代わりはいない」当たり前です。
当たり前のことが分からなくなっている状態です!
そんな職場はダメだと思います。

働き方改革も進んでいるし、そのうちホワイト化しそうだよね。
なんて希望をもちがちですが、教員のホワイト労働化なんて何年かかるか分かりません!
- 残業代が適正に支払われる?
- 教員の定数が増える?
財源的に無理だと思います。
今までタダ(無料)だったものにお金払いますか?
毎年使い潰される先生は多い
毎年5,000人が精神疾患で休職しています。休職せず退職を選ぶ先生も多いでしょう。休職に至らない状態で働き続けている先生も多いです。
精神疾患を患う先生は何人いると思いますか?
- パワハラしてきた先生
- 生徒にキツイ先生
キレイ事かもしれませんが、元々『先生』として資質のあった方々です。病んでいるがゆえの行動ではないでしょうか。
毎年400人の先生が亡くなっているらしい
過労死が認定されるためには
校長が申請書類を書く
自分の不備を認めることになる
校長は書類を書かない
泣き寝入り
福井の友生先生
5年の裁判で賠償認める
「自主的にした過労」ではなく「過重な労働」
一生懸命働いた若者は 帰らない
繰り返してはいけない https://t.co/DDq0TrlNC9
— 寅さん (@RHTDz6V44OfJ9uC) July 30, 2019
福井県で過労死認定された先生がいます。27歳の中学校新任教諭で自死しました。
遺族が1億円の損害賠償請求を行い、裁判では6,500万円が言いわたされました。【2019年7月福井地裁】

命の値段が6,500万円ってすごく安いと思います。
アメリカかぶれかもしれませんが、訴訟大国アメリカならば金額は億を超えるはずです。
(そもそもアメリカならば、こんな働かせ方しないでしょうけど。)
27歳の若者の命に対する損害は「6,500万円が妥当」とされる国です。
心や体を壊す前に客観的に考えてみてください。
働き方は妥当ですか?

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