今後は非常勤講師の教科による時給差が発生していく

先生の働き方

30代でセミリタイアした皮算用です。元高校数学教諭でセミリタイア後は時給2,500円で働く非常勤講師・時間講師をしています。

教員免許に有効期限(10年更新制)ができました。更にはSNSの普及により教員の働き方がブラックであることが知られつつあり、若者から教職が敬遠されつつあります。

 

先生不足の時代がやってきます。

 

2020年度ではすでに教員免許を保有しなくとも教員採用試験を受験することができる自治体まで現れました。

非常勤講師・時間講師の時給に差はあるのか?

2019年現在では非常勤講師・時間講師の時給差は校種のみであります。

  1. 幼稚園
  2. 小学校
  3. 中学校(時給2,000円~)
  4. 高校(時給2,500円~)

校種が上がるほど高時給となります。校種間での時給差を撤廃している自治体もあるかもしれません。

 

 

公立学校では、中学校や高校では教科による時給差はありません。

皮算用
皮算用

私立は各学校で異なるので教科による差があるところも既にあるかもしれません。

今後は非常勤講師・時間講師の教科による時給差が発生していく

教員免許は4種類あります。

  • 臨時免許(有効期限3年)
  • 2種免許(専門卒・短大卒)
  • 1種免許(大卒)
  • 専修免許(院卒)

免許の差による給料差は2019年現在発生していません。

 

 

教頭・校長といった管理職になるには専修免許が必要だとか・・・。まぁ、必要ならば休職して大学院に通える制度がありますし、夜間大学院という手もあります。

数学と理科は免許持ちが少ない

大学の文系人数と理系人数

文部科学省資料より抜粋

ほとんどの大学生は文系です。

理系と呼ばれる学部は上記表によると理学・工学・農学ぐらいです。

  • 理学・数学→数学・情報
  • 理学→物理・化学・生物・地学
  • 情報→数学・情報
  • 建築→物理・数学
  • 工学→物理
  • 農学→生物・化学・地学
  • 教育学部

数学や理科の教員免許はこれらの学部学科で取得できます。

数学に関しては専門的に数学を学べる学部は理学・数学科か教育学部・算数数学コースの2通りしかありません。

筑波大学

教育と言えば筑波大学です。筑波大学で数学や理科の教員免許を取得するにはこれらの専攻となります。数字は入学定員です。

  • 理工・数学:40
  • 理工・他:480
  • 情報学:230
  • 生命環境学:250

北海道教育大学

教育大学ではというと、北海道教育大学を例にとってみます。他教育大学も大差無いはずです。

北海道教育大学で数学や理科の教員免許を取得するにはこれらの専攻となります。数字は入学定員です。

  • 理数教育:55←数学+理科
  • 数学教育:30
  • 理科教育:40

数学の教員免許持ちは少ない

Wikipedia需要と供給より

価格というものは需要と供給で決まります。

 

 

2019年現在は教科による時給差は公立学校では発生していませんが、特に数学科で教員免許持ちが少ないのは明らかです。

免許更新制により、わざわざ更新しない先生方(55歳以上)も増えています。

数学科教員が足りなくなります。

 

 

解決方法は2つです。

  1. 臨時免許発行
  2. 数学免許が取得できる学科を増やす

どちらにしても数学を専門とする人にはおよびません。

数学科教員の囲い込みが私立学校を中心に発生すると予想しています。

先生
私立

公立は時給2,980円か。

じゃあ、ウチは数学科だけ3,500円で募集しよう。

私なら、より時給の高い職を選びます。

 

 

残念ですが、教育現場においても安かろう悪かろうな流れが早晩訪れます。

算数・数学のできない小学校教員や中学校教員・高校教員は今後ますます増えます。

 

国や自治体は教員数増・教員待遇の改善といったことは行わない方針です。優秀な若者はわざわざ教職を選びません。

皮算用
皮算用

教員採用試験の倍率も下がってきているので適性が無い方も合格しています。

もちろん仕事ができないのでしわ寄せは全て優秀な人に来ます。

公務員ですので給料差はありません。

 

優秀先生はこれを許容できるんだろうか・・・。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました