教育公務員としては1自治体にしか勤めていませんが、3つ以上の都道府県で中学~高校まで先生経験のある皮算用です。
小学校~高校の教員志望の生徒は一定数います。特に高校教員を希望している高校生には、浪人してでも偏差値の高い大学に行っておけとアドバイスしています。
#学校被害者の会
生徒からの頻繁な暴言がしんどいです
死ね、とか
容姿をあざけるひどい言葉を毎日浴びせられます
廊下で姿を見られたら「死ねー!!」と大声で言ってきます
席に座るよう注意すると「調子に乗りやがって」とか— 辻倉はタイムリープする (@tsujikura) November 12, 2019
高校教員では大学入試の対応が必要です。そのため、教員のランク付けが秘密裏に教育委員会で行われています。
イマイチな大学卒の先生は1番手の進学校に配属されませんから!
偏差値と生徒の質は比例します。底辺校に配属されると先生のメンタルが削られます。
進学校は進学校で授業準備等が大変ですが、先生自身の人権は比較的守られます。先生自身が希望すれば底辺校を回避できるだけの大学ブランドはもっておくのが長い教員人生では正解です。
もう遅い。
なんて場合は学歴ロンダリングです!通信制でもかまいませんので、大学院卒を得ましょう。
過去の同僚は通信制でK大学大学院卒を得ていました。
高校教員を目指すなら、なるべく上位の大学に進学する
教員採用試験に新卒でストレート合格はまずできないので、先生になるためにどのみち浪人します。
高卒のタイミングで浪人するか、大卒のタイミングで浪人するかです。
- 先に浪人する
- 後で浪人する
- 両方で浪人する
皮算用は個人的にこう呼んでいます。
最もメリットがあるのは先に浪人するです。
卒業した大学ブランドは強いに超したことはないからです。
生徒・保護者に大学名を答えられるか
高校教員の場合、進路指導があります。大学受験の話しの流れで生徒・保護者からどこかのタイミングで「先生の大学はどこですか」といった質問がきます。
長い教員生活でこの質問に遭遇しないわけはありません。
「国立大学」や「早慶」と言っておけますが、「MARCH」となると場合によっては「MARCHかよ」と思う生徒・保護者はいます。
先生個人の学歴を伝える必要はありませんが、ストレートに聞いてくる保護者もいるので、どうかわすかは難しいです。
こういった質問をされるのは若手ならではなので、年を重ねるとされなくなります。
高校の先生になりたいんですが、先生はどこの大学でしたか。
生徒からの真摯な質問もあるので、どう答えるべきかは難しいです。
ちなみに、皮算用は「地方国立大学や!」と明言しています。大学名・学部学科もズバッと言っています。合わせて、「偏差値〇でこれ位勉強したら、現役で△大学理学部数学科に合格したよ」とまで言っています。
大学進学する生徒は多いので、これ位は勉強してもらいたい(T_T)
学歴は自分の人生にずっとついてくるぞ。
採用時に優遇される
皮算用は私立高校で勤務したことがあります。
大学を卒業して、その地元の私立高校で教諭(正規雇用)として働きました。
地元の国立大学卒だったので雇用されました。
まぁ、年間休日10日で時給900円だったので採用されない方が良かったかもしれませんが。
私立学校では優遇があるでしょうが、公立学校の教員採用試験ではどうかというと、大卒でありさえすれば特に優遇はされないことになっています。
でもよく考えてください。甲乙付けがたい2人がいた場合、どうやって優劣をつけますか?
講師登録時には卒業大学名も記載する
講師歴も数年になると口コミで採用となりますが、採用する側にとって1年目の情報は講師登録時の情報だけが頼りです。
民間企業の採用と同じく書類選考され、面接となります。
- 教員採用試験の点数の高い者
- 大学名
この順番で講師依頼の連絡がきます。
国立大学の評価が高い
皮算用はかつては高校教諭でした。
講師を選ぶ側だった時に学校内で色々噂されました。
国立A大学卒か。安心やな
私立B大学か。大丈夫か?
なんて場面がたくさんありました。
え?新しくやってくる先生の卒業大学何で知ってるかって?
情報は教育委員会からダダ漏れですよ。
ある程度の年齢までは卒業大学について色々言われますので、他人から文句言われないレベルの大学を卒業しておくのが良いです。
やはり国立大学は評価が高いです。
学歴ロンダリングする
学部卒の後、より上位の大学の院に進学し、最終学歴を上書きする方法もあります。学歴ロンダリングと呼ばれているそうです。笑
数年講師を続けていれば、そのうち教員採用試験に受かるはず
大学を卒業して講師をしているならば、大学院への入学は選択肢にないかもしれません。
学歴ロンダリングせずとも、講師業をコツコツ続けていれば、いつかは教員採用試験に合格するかもしれません。後で浪人するパターンですね。
最近は教員採用試験の受験年齢制限が撤廃されつつあります。
知っている中で、教員採用試験に合格した年齢が最も高い人で38歳の体育の先生がいました。非常勤講師を続けていた先生でした。
教員採用試験の勉強のため、あえて常勤講師にならなかったのかもしれませんし、体育の常勤講師という職は20代の若手にニーズがあったのかもしれません。
雇うなら右も左も分からない若者の方が、こきつかえますからね。
知っている中では、教員採用試験に合格した年齢が最も高い人で38歳でしたが、37歳で受験継続中の先生もいました。彼が40歳の時にたまたま出会い、「今は何をされてますか?」という質問に「今は何もしていない」と返事がありました。
近況聞くのって難しいね。
個人的には25歳までに教員採用試験に受からないときは、民間企業にシフトチェンジすべきだと思います。
25歳なら、まだ若く転職市場でも需要があるからです。社会人としてリスタートが十分きれます。
「教員こそ我が天職。人生の全てを捧げます」な人は、その熱い思いで、いつか教員採用試験に合格すると思います。
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