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教員の給料・各種手当てについて

教育(高校)徒然日記
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高校教諭(正規雇用)を辞め、30代でセミリタイアした皮算用です。

現在はキャリアダウンし、高校非常勤講師(非正規雇用)をしています。

謎に包まれた教員の給料関係についてです。笑

学校の先生の初任給額や2年目以降の金額が知りたい場合は、それぞれの自治体ホームページで検索すると出てきます。

最近は何でもかんでも情報開示されています。

 

 

ただ、この【調べれば出てくる資料(たいていPDF)】は先生たちに配られたりしませんし、所在のありかも誰も何も言ってくれません。

検索した者だけが知り得る情報です。

ちなみに、「東京都 教員 給与」で検索するとこんなページが出てきます。

教員の給料は当月に振り込まれる

教諭(正規雇用)や常勤講師(非正規雇用)の先生の毎月の給料は当月20日頃に振り込まれます。昔は先生による立て替え払いが多かったなごりだそうです。

2019年現在でもクラブ活動用品代を立て替えている先生はいます。

 

ちなみに非常勤講師は時間給で働くので、給料は翌月払いです。

教員が欠勤すると給料の払い戻しが発生する

給料もらったけれど、以降の日々を仕事休んだらどうなるの?

有給休暇が残っていればそれを割り振ります。給料は100%もらえます。

有給休暇が残っていなければ、【病気休暇(要診断書)】などに当てはまればそれで対処します。病気休暇の場合は何割か減額されます(たいていの自治体では20%減)。後日給料の返金が必要です。

 

例:

  • 給料が20万円でその月の平日は20日間であった(日額1万円計算)
  • 病気休暇で5日間休んだ(有給ゼロだった)
  • 休んだ5日間の日額は1万円×80%=8,000円

休んだ日は1日につき8,000円の給料だが1万円もらっているので、差額2,000円×5日=1万円を後日返金する。

皮算用
皮算用

加入している健康保険から差額20%を補填してくれることもあります。

補填してくれる日数には上限があります。

有給休暇でも病気休暇でもなければ【欠勤】となります。後日給料の返金が必要です。さっきの例だと休んだ5日分の5万円を返金します。

普通は振り込みでの返金です。

公務員や教員のボーナス(期末勤勉手当)は約4ヶ月分

フルタイム勤務の場合はボーナスが出ます。

自治体によって異なりますが、だいたい年間で4.2~4.8ヶ月程度になります。5ヶ月の自治体は無いと思います。たいていは4.5ヶ月程度です。

 

教諭も常勤講師も同じ掛け率です。ただ、教諭の場合は評価が高いと掛け率が少し上がることもあります。

上がっても5ヶ月程度です。

教員の年収

学校の先生の年収=月給×17ヶ月程度です。

 

公立高校で教諭(正規雇用)を11年間しました。1年目・2年目・11年目の年収記事もあります。

【高校の先生の年収と時給換算】1年目から11年目まで
高校の先生の平均年収は42歳で750万円だそうです。勤続11年目の年収は約650万円でした。

教員の残業代は基本つかない

【教員調整額】というみなし残業代(一律4%)が全てのフルタイム勤務の先生の月給に上乗せされています。

皮算用
皮算用

いわゆる給特法です。

もらっている月給は既に4%増額された金額です。

詳しくは文部科学省の【教員調整額】へ。

時給で働いている非常勤講師の先生には教員調整額は付きません。

公務員や教員の住居手当(家賃補助)

教諭(正規雇用)と常勤講師(非正規雇用)の場合は、賃貸住宅住まいならば、家賃の半分を住居手当としてもらえます。ただし手当の上限(たいていの自治体では2.7万円)があります。

家賃54,000円以上の賃貸住宅に住んでも住居手当は27,000円しか出ません。

家賃10.8万円の物件に住んでいます。

夫婦のサイフは別でそれぞれ5.4万円ずつの家賃負担です。

そう手続きして夫婦で27,000円×2人分もらっていた教員夫婦もいました。

(勤務する自治体は異なっていました。)

皮算用
皮算用

事務に相談してみる価値はある!

過去には持ち家であっても【住居手当(3,000円位)】が出ていた自治体もありました。

教員の各種手当て

毎月振り込まれる給料には【教員調整額】以外にもプラスされます。

地域手当

公務員ならば教員以外でも【地域手当】がつきます。「公務員の給料の方が低いので、民間企業との給料差を縮めるために収入にプラスする」ための手当です。

公務員と同程度の規模の民間企業なので、人数的に大企業想定です。

 

地域(自治体)によって金額は変わる様子です。

 

過去に1.8万円~3万円位毎月手当として給料に上乗せされた経験があります。

へき地手当

へき地(山間部・離島)勤務の場合は手当てが付くそうです。

皮算用
皮算用

もらったことないから相場が分かりません。

特別手当

【義務教育等教員特別手当】というそうです。5,000円位の金額です。

私立高校勤務時代も【特別手当】がありました。金額も似たような額でした。

特殊勤務手当

土日祝日にクラブ活動の付き添いをするともらえます。

  • 4時間以上で3,000円程度
  • 6時間以上で4,000円程度
皮算用
皮算用

日給ですよ!

クラブ・部活動顧問の働き方
教員の働き方に【全員顧問制度】があります。クラブ活動を全員で平等に負担して、「特定の顧問だけが毎月の時間外労働100時間」というのを無くすためです。「1億総50時間!」みたいな感じです。学校の先生は1億人もいませんが。笑

土日祝日に出勤して仕事をしていても特殊勤務手当はもらえません。

補習は無償のボランティアです。

模試の監督を行った場合など、【学校行事に伴う出勤】であれば代休が取れます。

 

 

勤務する学校によっては、こういった手当ても付きます。

  • 特別支援学校勤務手当
  • 特別支援学級担任手当
  • 定時制学校勤務手当
  • 通信制学校勤務手当
  • 管理職手当
皮算用
皮算用

もらったことないから相場が分かりません。

手当額は各自治体で異なっています(そう大差ない額です)。

東京都教育委員会サイト【教員の給与制度】へ

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