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他人の死と自分の死

健康美容
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50代の友人Aが肺がんで亡くなりました。世代的に愛煙家でしたが45歳辺りからは煙草を辞めていた様子です。それでも後年肺がんになりました。

Aは毎年健康診断を受けていて、ある年の健康診断の胸部X線検査で要精密検査がでました。精密検査の結果は肺がんステージIV(最上位ステージで転移済)でした。Aは10ヶ月の闘病の末亡くなりました。

何度かお見舞いにも行き、最後のお見舞いから3ヶ月後の葬儀で再開したAはとても50代には見えず、闘病生活の後半はとても体に負担のかかるものだったのだと痛感しました。

 

 

葬儀では「生き返って欲しい」と願うことが多いですがAの顔を見るととてもそうは思えませんでした。

  • お疲れさま
  • がんばったねぇ
  • 向こうで安らかに過ごしてね
  • そのうちみんな行くからね

そんな思いばかりでした。

 

 

 

友人Aの肺がんが発覚した頃、共通の友人Bがポツリと私に言いました。

先生
友人B

闘病中のAから『なんで僕ばっかりこんな目に・・・』って言われたけど、俺ならいつ死んでもいいくらいに毎日生きてるけどなぁ。

そんなBにも健康診断で肺がんが見つかりました。

すでにステージIVでした。

 

 

 

  • 言霊ってあるんだな。
  • 放った言葉は自分に返ってくるんだな。

そう思いました。

 

 

 

それでもBは生きようとあがいています。

先日は自費治療の50万円の遺伝子検査にもトライしたようです。

 

 

 

AもBも大切な友人です。

肺がん発覚直前まで喫煙していたBです。60歳過ぎの彼の年齢では『健康に長生きする』のは難しかったかもしれませんが後10年20年は共に過ごすのだと思っていました。

がんばれB

 

 

 

 

Bは闘病をがんばりましたが肺がん発覚2年で亡くなりました。ステージIVからの闘病2年は頑張った部類だと思います。Aの最期ほどはやつれていなかったのでいい2年だったのだなと思えました。

 

 

 

私自身はセミリタイアし、自分のために使える時間がとても増えました。

「いつ死んでも悔いはない」

そう思える生活を日々送れていますが、いざ実際に余命宣告を受けると足掻くのでしょう。

 

 

 

 

我が家では夫婦共に医療保険はかけていません。資産額はほどほどには多いので保険適用外の自費治療も選べます。

ですがきっと私自身は保険適用の標準治療しか選ばない気がします(夫にはお金をつぎ込みそうですが)。

日本人の50%ががんになります。

 

 

 

「保険適用外の先進医療も受けたい!」と願うならばどうぞ医療保険に加入しておいてください。

『治療費が払えないので治療を諦める』のは闘病中の身にはこたえます。

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