母はかれこれ30年以上匂いがわかりません。
匂いはわからないですが料理上手でセンスのよい人物で大好きです。
鼻炎・花粉症による炎症が匂いがわからなくなる原因だったようです。
30歳を過ぎた辺りからニオイがわからなくなったようで、60歳を過ぎた現在も変わっていません。
普段は匂いがわからないんだけど、たまたまコーヒーを飲んでた時に一瞬だけ匂いがわかる時があって、「あぁ、コーヒーってこんな匂いだったなぁ」って思うの。
中学生頃に母からこんな感想を聞き、寂しくなりました。
コロナの後遺症で匂いがわからない症状が続いているようですが
2020年に猛威を奮っているコロナ。
『匂いがわからなくなる』症状があるそうです。
コロナから回復してもその症状が続いている事例もあるそうで、「一生匂いわからなかったらどうしよう・・・。どうなるの?」なんて不安に感じていることと思います。
30年以上匂いがわからない母の事例が参考になるやもしれません。
匂いがわからないと食事が楽しくない?
匂いがわからないため、母は動物性タンパク質をあまり食べません。
匂いによる食事の楽しみがないため、見た目や食感を重視しているように感じます。
焼肉屋の前を通って
「焼肉♪」
と感じることはないでしょうし、鰻屋の前を通って
「うっなぎ♬」
と感じることもないのです。
匂いがわかりませんが、塩気・甘み・酸味などの味はわかるので料理は上手です。
ただ、焦がした匂いなどには気が付きにくいです。
また、食品が傷んでいるかどうかの匂いによる判断はつきません。
野菜中心なので太っていない
鼻をつまんでステーキを食べても楽しくありません。
食感が楽しい野菜が母の好みですが、他家族もいるので実家では動物性タンパク質も普通にでてきます。
- 焼肉
- ハンバーグ
- 唐揚げ
- 焼き魚
他家族はもりもり食べますが、母本人の分は量が少ないです。
食感だけなら肉や魚は「魅力的!」とは言いがたいからです。
中年期以降では太りやすくなりますが、カロリーの低い野菜中心の食生活なため、母は太っていません。155cm50kgなので適度にスリムな体型です。
早めに病院に行く
- 時々匂いがわからない時がある
- 時々の頻度が増す・匂いがわからない期間が長くなる
- いつから全く匂いがわからなかったんだろう?
3段階くらいあるかと思います。
母が3.の状態に気づいたのは35歳あたりで、現在よりも情報を得にくく、セカンドオピニオンなんて概念も無かったため、的確な治療が行えず匂いがわからない状態が30年ほど続いています。
10年ほど前に他県に高名なお医者さんがいるとの情報を得たので受診を勧めてみました。
もう匂いがかるようになりません。
治療できません。
そう診断されたそうです(T_T)
医療は日進月歩でどんどん発展しています。10年前は「治療できない」と診断されましたが、10年後の今ならまた違った診断がでるかもしれません。
匂いがわからない状態でもちゃんと元気に暮らしている母がいます。
治るならば再び匂いがわかるようになりますように。
雨上がりのあのニオイがもう記憶の中でしか思い出せないの。
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