2019年6月に金融庁の報告書が世間をにぎわせました。
老後に夫婦で2,000万円必要
こんな話しでした。
正直なところ、投資家界隈では
- 今さら?
- 自分の年金額だけで足りるの?
- 自分の年金額知らないの?
- 年金だけで生活なんて無理なの当然でしょ
こんなドライな意見が多かったです。
自分の年金額・生活費は把握しておく
年金定期便も折々で届きますが、ネットで調べられます。
将来的に老齢年金がいくらもらえるかは知っておいても良いと思います。
サラリーマンだと年金は月額15万円程度です。夫婦2人ともサラリーマンだと月額30万円となります。
サラリーマン+専業主婦だと15+7=月額22万円程度です。
こんな金額だったら年金払いたくない。
なんて発想になりがちですが、年金は3つの役割があります。
- 老齢年金:老後に本人がもらう
- 障害年金:障害時に本人がもらう
- 遺族年金:本人が死亡したら遺族がもらう
同じ保証内容の民間の保険ならば、保険料は月10万円を超えるはずなので、年金はめちゃくちゃ手厚い保険です。
年金だけじゃ生活できない。
なんて場合は貯金などの資産を築き、老後に備えておくしかありません。
- 若いうちから貯金しておく
- 退職金を貯金する
- 投資・資産運用してお金を増やす
選択肢は3つほどありますが、今どきの銀行預金の金利なんて0.001%(定期預金でも0.5%)とかなので預けていても増えません。
また、退職金制度を導入していない会社もあります。
退職金で投資を行う
これはオススメしません。
退職金で初めての投資・資産運用を行うのはダメ
投資・資産運用はリスクがあります。リスクがあるゆえのリターンです。
銀行の金利よりも高い利率のリターンも望めますが、同じだけリスクもあります。
たいてい、人生初挑戦で1回目で成功することはまずありません。
そのため、退職金全額での投資・資産運用はすすめません。
2~3年はかける
それなりに固まった大きな金額があると、ついついのめり込んで短い期間にたくさんつぎ込んでしまいがちです。
そのため、数年間かけて投資していくことをすすめます。
リーマンショックで株価はあっという間に1/3くらいになりました(現在はリーマンショック時点よりも高い株価となっています)。
2018年は日本株が低迷していました。2019年時点でもまだ回復しきっていません。
待てるほどの寿命がない
投資では時間を味方につけるなんて言われています。
時間をかければかけるほど、複利の力でお金は増えます。
それに気付いて投資・資産運用を行っている日本人は20%しかいないそうです。【2019年時点】
100万円をそれぞれの%で運用したグラフです。
自分の人生で最も若いのは今日なので、できることから初めてみると良いと思います。
1番大事なのは節約です。
月1万円の節約は月1万円の収入アップと同じです。
手間暇かけずにロボアドバイザーで投資・資産運用を行う
個人的には手間暇かけて節約・投資・資産運用を行うのが楽しいと思いますが、そうは思わない方々がいるのは事実です。
全自動の投資・資産運用もあります。
ウェルスナビ
いわゆるロボアドバイザーです。
- 6つの質問に答える
- 回答に応じた金融商品を自動で売買
市場の動向(株価の上下)に合わせて自動でリバランスを行ってくれます。
※リバランスは元の設定の割合となるよう売買を行うことです。
デメリットは手数料が高いことです。1%かかります。
能動的に売買をくり返すので、アクティブファンドだと考えると、手数料の1%は妥当だと思います。
最低金額が10万円なので、手数料が1,000円かかります。
コンビニ弁当くらいの金額なので、高いか安いかの感じ方は個人個人異なると思います。
ウェルスナビのはじめ方
無料診断→口座開設→入金
これで投資・資産運用が始められます。
自動で売買してくれるので、資産の増え方・減り方のイメージがしやすいです。
※投資では資産が減ることもあります。保有している商品によっては景気の動向で元値に回復したり、2倍3倍の値段となることもあります。
イキナリ大金で始めると、減った時のダメージが大きいので、10万円という金額は様子見には良い金額だと思います。
手間暇かけずに投資信託で投資・資産運用を行う
投資信託も全自動で投資・資産運用が行えます。
選んだ投資信託の配当を再投資に設定しておくと配当からも購入していくので、複利の力で増えていきます。
投資信託は銀行や証券会社で購入できます。各社で取り扱い投資信託数が異なります。
※投資信託=ファンドです。株などの金融商品が複数詰め合わさったものになります。投資信託の種類によりますが、株だと2,000銘柄とかに分散されています。
投資信託は1万円以上1円単位で購入できます。
投資信託のメリットデメリット
メリットは1万円から様々な分野に投資できることです。
- 日本株
- アメリカ株
- 先進国株
- 新興国株
- 債券
- 不動産
- など
バランスファンドと呼ばれるものもあります。株・債券・不動産に1度に投資できます。
デメリットは手数料がそれなりに高いことです。0.2~1.5%くらいになります。
市場平均を追求するインデックスファンドならば手数料は0.5%以下です。
市場平均に勝とうとするアクティブファンドは手数料が1%を超えてきます。
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