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教員採用試験は何歳まで受け続ける?何回で諦める?

先生になるために
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教育公務員としては1自治体にしか勤務していないですが、3自治体以上で中学~高校まで勤務経験がある皮算用です。

30代で高校教諭(正規雇用)を退職してセミリタイアし時給2,500円の高校時間講師をしています。

 

 

教員採用試験、受かりにくいですよね。

 

 

教員採用試験の受験年齢の上限が撤廃されつつあるので、現在ではいつまででも受け続けることが可能です。

公務員予備校の先生や勤務先の同僚、家族は「がんばれがんばれ」なんて言い続けますが、本当にこのままがんばり続けるべきなんだろうか・・・なんて不安になりませんか?

教員歴10数年の私個人的には3年受けて受からないなら、民間企業に目を向けるべきだと考えています。

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教員採用試験へは下記3回の受験トライのみで終えるべきだと考えています。

  • 大学在学中
  • 卒業後1年目
  • 卒業後2年目

新卒2年目ならば第2新卒として十分民間企業で採用されます!

ですが年齢を重ねていき『未経験〇歳』となってしまうと他業種への転職はもはや無理で延々教員採用試験を受け続けることになります。

つまり非正規雇用を続けることになります・・・。

皮算用
皮算用

あなた自身の結婚や子育てといった人生設計がままなりません。

「そんなことより先生になりたい!!」ならば止めませんが・・・。

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わざわざ望んで非正規雇用でい続ける先生はいません。ですが予算の都合上常勤講師が必要です。

新卒の若者は新卒カードを使ってまで非正規雇用には甘んじないでしょう。一度その身分を受け入れた者は次もその身分を受け入れ易いので常勤講師でい続ける先生が存在します。

先生
教育委員会

常勤のA先生は来年も講師やってくれるでしょう。

職業に教員を選ぶ理由を掘り下げる!

大学生
教員志願者

学校の先生になりたいです!

学校の先生になりたいという人は毎年それなりの人数いますが、なぜ『職業として選ぶか』を考えた方がいいです。

 

 

 

 

 

大学生
教員志願者

社会的意義があるやりたい仕事をやって、かつ収入も得られるからです。

  • やりたい仕事
  • 収入

教員という仕事柄どうしても生徒対応といった時間外労働(残業代は0です)が発生します。

『収入を得る』という観点からは教職はおすすめしません。

皮算用
皮算用

残業代0の固定給で、定時帰りの先生と月残業150時間の先生の給料は同じです。望まない残業が続くとメンタルが削られていきます(´;ㅿ;`)

【高校の先生の年収と時給換算】1年目から11年目まで
高校の先生の平均年収は42歳で750万円だそうです。勤続11年目の年収は約650万円でした。

私自身は下記2つを分けることにしました。

  • やりたい仕事
  • 収入
皮算用
皮算用

やりたかったのは教科なので授業だけの働き方を選びました。

私の希望する働き方では高収入が望めないので労働収入以外に収入を得るべく色々動きました。

まだ教員採用試験に受かっていないならば民間企業で給料・残業代で稼いでお金の心配を0にしてから教職に戻ってくるのを勧めます。

対価0~薄給でいいなら教育職なんていくらでも見つかります。

  • 時給働きの非常勤職
  • スクールボランティア
  • 部活の外部指導員
セミリタイアして時給2,500円超えの時間講師しない?
30代でセミリタイアしました。

学校の先生を辞める前にやってて良かったこと・やっておけば良かったこと
やってて良かったことばかりです。

教員採用試験合格のためには複数回受け続けることになる

教員採用試験の倍率は高いです。地域・校種にもよりますがストレートで受かることは稀です。

  • 小学校:1.2倍~
  • 中学校:3倍~
  • 高校:5倍~

倍率的に考えて、中学校や高校だと1回目の試験で受かることはまずありません。

正規雇用へのルートが1年遅れると1,000万円損するなんて言われています。そのため、教員採用試験合格まで1浪・2浪としていくと生涯賃金としては数千万円損する可能性があります。

皮算用
皮算用

2010年頃は勤続38年の高校教諭で年収980万円くらいでした。教採合格が遅いと『勤続30年』くらいで終わっちゃうので生涯賃金少なくなるよ!

遅くに受かると退職金が少ない

退職金=基本給×〇ヶ月

です。

勤続11年で退職した私の掛け率は8ヶ月ありませんでした。

勤続38年ならば、×42ヶ月とかになるそうですが、勤続年数が少ないとそのままの勤続年数かそれ以下となります。

教員採用試験に受からないままならどうするか?

教員採用試験に受からない時はどうするか
現役高校教員です。同僚で30代後半の常勤講師の先生をみていると、人生設計どうするんだろと悲しくなります。

選択した職業を後悔するタイミングは下記3回あるそうです。

  1. 30代を超えてから転職先がないことに気づく時
  2. 結婚をして子どもを産みたいけれどお金がなくてワーキングプア(年収200万円)な時
  3. 会社員の友人が幸せな家庭を築いている時

希望する校種の教員採用試験に受からないままの常勤講師の先生方を複数見てきました。

  1. 20代前半(中学校・社会)
  2. 20代後半(高校・数学)
  3. 30代後半(高校・理科)

中学校・社会の先生は小学校の免許を取り直し、25歳で小学校教諭に採用されました。

20代後半の高校・数学の先生は28歳時点で常勤講師のままでした。教科指導力に問題があったので毎年1次試験で不合格でした。

30代後半の高校・理科の先生はある年、最終成績で1(赤点)を付けたので以降の講師依頼は無くなりました。同じ自治体では教員採用試験も絶望的なので以降は一緒に働くことはありませんでした。

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皮算用
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次の仕事が決まらない状態(内定ナシ)で学校を去った非常勤講師の先生や時間講師の先生のその後は分かりません。

個人的には、30代後半で学校を去って行った先生のことが気がかりでした。

 

当時35歳くらいで学校を去りました。2年後にたまたま出会い、近況を聞きました。

  • お元気ですか?
  • 今はどうされてるんですか?
病んだ男性
元同僚

今?今は何もしてないよ。

確か既婚子持ちだったはずです。あまり深くは聞かず「そうですかー」と濁してしまいました。

こんな働き方・仕打ちはおかしいと思います。

 

 

 

こんなことは日本全国でたくさん起こっています。

 

 

 

自分のことを守れるのは自分だけです。

 

 

 

教育への熱い思いがあることはありがたいですが、教員採用試験の受験回数は上限を設けておくほうが自分の人生を大切にできます。

先生の代わりはいますがあなたの代わりはいません。

  • 大学在学中
  • 卒業後1年目
  • 卒業後2年目

これだけの期間社会貢献したなら、以降は自分の人生の幸せを追い求めてもバチは当たりません。

 

 

教員採用試験の受験年齢の上限が撤廃されつつあるので、現在ではいつまででも受け続けることが可能です。

20代を薄給の教員として過ごすよりも、社会人としての自分の価値を高めた方が40代以降で働き方を選べます。

  1. 会社員を続ける
  2. 教員採用試験合格を目指す
  3. 非常勤講師で先生する
  4. 部活指導員をする

職歴加算があるので40代で新任教員となっても新卒並みの給料ではありません!

 

残業代が出る会社で20年近く勤めれば2,000万円くらい作れます。共働き正社員なら2人で4,000万円です。2,000万円近くあれば、セミリタイアして時給2,500円の非常勤講師でも生活できます。

 

がんばれば独身で20年間で4,000万円貯蓄可能です。

【貯蓄・節約】援助なしで新婚9年間で1,200万円貯めた方法
万人に再現性があるのは節約と節税です。9年で3,600万円可能だったなぁ(=_=)

新卒~定年まで勤めきれず病んで辞めていく先生が多いです。以降の人生をどう過ごしていくのか想像もできません。

経済的基盤を整えて「仕事に収入を求めない」状態にしてから先生しませんか?

後、きっと、20年後の方が教員の働き方はずっとホワイトになっていると思います。

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