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教員に向いてる人・向いてない人

先生になるために
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教諭(正規雇用)を10数年で辞めて時間講師(非正規雇用)にキャリアダウンした皮算用です。

採用試験を受ける前は「自分は先生に向いているんだろうか・・・」なんて迷ってしまいますよね。ちなみに、働きだして3年目までは同じように迷いながら日々を過ごします。

 

5年目にもなれば、向いてる・向いてないに関わらず、やらないといけないキャリアポジションに置かれたり、「もはや転職は無理なのでやりきらないと」となります。

ちなみに、個人的に『現在の教職はブラック!』だと考えています。

https://twitter.com/aiueooo_o0/status/1393902135343939586?s=19

 

ブラック企業は潰れた方がいい。

ブラック企業は地上から撲滅してホワイト企業だらけになればいい。

そう考えています。

 

 

現在の教職も一度潰れた方が先生方の働き方としてはホワイトになると思いますが、教育が潰れるとその間の生徒が不利益を被るのできっと潰しません。

潰れるのは先生です。

https://twitter.com/Hangman37564/status/1212909321836589056?s=19

教員の働き方・労働条件はなかなかにハードですが、やりがいはあり楽しいです。働いてお金を稼ぐどころか、逆にPTA会費や修学旅行引率の食費・宿泊費が徴収されたりします。

ちまたでは『やりがい搾取』と呼ばれています。

給料はそこまで悪くないですが、拘束時間が長いため、時給換算するとまぁまぁの安時給です。ですので、納得済みで教職を選ばないと後々後悔します。

世の中の『教員の待遇改善』に対する意見なんてこんなものです(T_T)

全国に教員は約100万人いますが、日本の人口は1.2億人ほどです。ほんの1%にも満たない少数民族のことなど大多数の国民は無視します(T_T)

 

 

ちなみに他公務員よりも訴訟リスクは高いです(T_T)

教師の個人訴訟リスクはある
普通は所属する団体を訴え裁判しますが、責任の所在が1個人にある場合は団体を飛びこえて個人が訴えられます。

教員に向いてる人

大学生

今の学校教育を変えたい!

そう思っている人は、政治家になるべきです。

 

1校を変革するのに5年はかかります。教員人生はせいぜい40年なので日本全国の学校教育は変えられません。

草の根運動として1校1校変えていくこともできますが、志しを同じくする人が複数いないと「自分が転勤して去ったら元の状態に戻った」なんてことにもなりかねません。

ポジティブな理由から向いている人

  1. 教えるのが好きな人
  2. 子どもが好きな人
  3. It is my pleasure な人
  4. 気力体力が底なしにある人
  5. 「先生」と呼ばれたい人(プライベートで遭遇しても呼ばれます)
  6. 年功序列の給料形態に安心する人(公務員以外にも年功序列の給料形態な企業はあります)

特に「It is my pleasureな人」が学校の先生には向いていると思います。

販売員

他者の為に動いていることが歓びです(*^_^*)

こんな人にピッタリです。

生徒・先生・保護者・地域の方相手の仕事ですので、毎回毎回「ありがとう」という場面ばかりではありません。

それでも信念をもち、こう言える聖人みたいな人は先生として心身健康なままで定年まで続けられると思います。

会社員

No problem,it is my pleasure.(*^_^*)

たいていの先生は心身が不健康になります。それを「大人になった」と呼ぶのかもしれませんが。

気力体力が底なしにあると健康でいられる

教員には『残業』という概念がありません。

自主的に勝手に好きで働いていることになっています。

先生
校長

自主的に就業時間を過ぎて働いていてエライ!

土日祝日の部活指導も生徒のためにやっていて素晴らしい!!

タイムカードが無い学校もまだまだあるので「働き過ぎ」とは認定されないことが多いです。

 

 

気力体力が底なしにあると、心身健康に教員ライフを過ごせる可能性が高いです。

ネガティブな理由だけど向いている人

  1. 中高なら1教科だけ極めておける人
  2. 強面(こわもて)な人
  3. メンタルが糠に釘な人
  4. 先生業以外に大切なものがない人(余暇時間は少ないです)
  5. 普通に働いたらクビになりそうな人(公務員ならばあまりクビにはなりません)
  6. 鬱や躁傾向の人(公務員ならば病気休職は何度でも取れます)

表現はよろしくないと思いますが、これらネガティブな理由も先生業に向きます。

 

 

 

特に「強面な人」は学校の先生にピッタリです!

皮算用
皮算用

オラオラしてる人物は先生に向きます。

生徒は恐い先生の言うことはよく聞きますので、1980年頃の学校が荒れた時代では強面な先生がたくさん採用されました。強面な先生は生徒からも保護者からも他の教職員からも、柔和な対応をされるので仕事がしやすいです。

もちろん生徒指導担当となりますので性格の向き不向きに関わらず、業務上恐い先生を演じることが望まれます。

 

 

 

「メンタルが糠に釘な人」もそうそう心身が不健康になりにくいのでオススメです。

2017年度に精神疾患で病気休職している先生は5,077人います。

皮算用
皮算用

全教員の0.55%だって。

毎年5,000人程度で推移しているそうです。

教員に向いていない人

学校の先生を希望しようか迷っていて、自分に適正があるか知りたい人物向けに書いています。

ポジティブな理由だけど向いていない人

  1. 全員に好かれたい人
  2. 正義感が強い人
  3. 今現在の自分自身が好きで変わりたくない人
  4. 育ちが良い人
  5. プライベートも充実させたい人(平均的に年間休日50日未満ですが少ない休日でも充実させることは可能かもしれません)
  6. プライバシーを大切にしたい人(学区内では衛生用品の購入はばかられます)
  7. がんばりを言葉・態度以外でも評価してほしい人(基本的に給料には反映されません)
  8. お金を稼ぎたい人

 

 

 

全員から好かれることは無理です。

某国じゃないので『支持率100%』なんてありえません。

内部告発の結果人事評価を下げられた先生

正義感が強く、公平性の高い人物は教員(公務員)に向かないかもしれません。

販売員
先生

決められたルールを守りたい!

神奈川県の公立高校の教諭で、内部告発を行った方がいました。リーク者が誰か丸わかりとなり、内部告発したということで人事評価を下げられる結果となりました。

内部告発した内容は2点です。

  1. 神奈川県では県立学校での敷地内全面禁煙だが喫煙小屋を公費で作った
  2. 事務長のカラ残業による残業代申請について(3年間以上)
皮算用
皮算用

学校の先生は※残業代がありませんが学校事務員や行政職は普通に民間企業並みの残業代が出ます。

※給特法でみなし残業代が基本給の4%付きます。時間外労働は月20〜120時間が相場で、平均は50時間程度です。

校長から「内部通報なんて組織人のすることではない」と言われながらも、不正はおかしいと訴え続けた日々。当時のことを彼女はどう思っているのか。今年3月、JR横浜駅近くにある大型商業施設。その喫茶店で彼女はこう振り返った。「調査結果については、開いた口がふさがりませんでした。喫煙所の設置目的や喫煙状況については、校長と事務長のウソがそのまま通用してるんですから。時間外手当を不正と認定しなかったのも、事を荒立てたくないからでしょう」。調査を担った行政課からは「内部通報をめぐる調査は一度限り。再調査はない」と言われたという。

女性職員の人事評価。「経験したことがなかった」という「C」評価の記載が見える。

ヤフーニュース2019年5月20日より抜粋

神奈川県では人事評価が5段階となっています。他自治体もだいたい5段階評価です。

  1. S
  2. A
  3. B
  4. C
  5. D

普通の先生の評価はAかBです。

 

 

 

かつて私は校長に言われました。

先生
校長

公務分掌しっかりやって、土日祝日も部活指導キッチリやってる先生がA評価です。

S評価となるとボーナスが少々高くなるそうですが、A評価は特段何も変わりません。

皮算用
皮算用

A評価取るメリット無いしいらんわ((((゜д゜;))))

残念ですが、どこの組織でも不正はあります。警察でも不正がゼロではありません。不正を告発しても被害をこうむるだけなのが明らかなので、たいていの人は何もしません。

 

 

「不正ぐらいあるだろう。」

そう最初から思える民間企業の方が働きやすいかもしれません。

個人的にも過去にトラブルがあったので、学校や企業・組織といったものは信用していません。

のびのびとは生きられないかも

正直なところ、女性教員の妊娠出産育児に関しては難しいです。

生徒>自分の人生・家族

であることが望まれています。

友人
保護者

年度途中で担任降りるとか無責任じゃないですか?

こんなセリフは巷にありふれています。

女性教師の妊娠時期はいつがよいか
時期を気にせず妊娠したらいいですよ!自分の人生が1番大事です!

『先生の言うことを聞かない生徒』というのは程度に差はありますが、どこの学校にも存在します。

学校のレベルによっては過去の人生で遭遇したことのない児童生徒・保護者に出会います。

 

もちろん真摯に対応しないといけないですし、相手はこちらをやり返してこないサンドバッグだと思っているようです。

先生
先生

こんなの自分の役じゃない。

早々に転勤できれば良いですが、3年ぐらいは移動させてもらえないかもしれません。あまり長居をすると病むので転勤・休職・退職のどれかをすすめます。

 

 

自分自身よりも生徒、生徒のためにある学校の運営に尽力する人物が求められています。

育ちの良い人

過去に国立小学校→国立中学校→私立高校→私立大学と、公立学校を経験せずに先生になった方に出会いました。

荒れた公立中学校で働き始めて、カルチャーショックを受け、1年目で休職となりました。

ヤバイ学校はどれぐらいヤバイの?
現役高校教員です。私立高校や公立中学校でも働いたことがあります。経済的に許せるならば私立学校を選択するのが良いと思っています。公立学校は地域や学年によっては荒れに荒れているからです。
皮算用
皮算用

私立育ちはそのまま私立学校の先生になるのが最も適していると思います。

ポジティブに考えるならば、この先生は教員採用試験に合格した後で病んだので辞めない限りは、休職をくり返すことができるので経済的にはなんとかなります。

1年契約の講師ならば休職できても年度末で契約期間満了という名のもとクビでしょうし、私立学校だとそもそも休職制度を利用できないと思います。

通行人
通りすがり

ブラック!?

皮算用
皮算用

漆黒だよ(゚-゚)

 

 

また、学校の先生にプライバシーやプライベートを求めるのは少し無理があります。

教員の個人情報はどこからもれるか
教育委員会に提出した書類、勤務校の先生は内容を知っていますよ。
皮算用
皮算用

今どき、写真をSNSにアップされて悪口も書かれますからねぇ。

肖像権とか知らないのよ(T_T)

2020年のコロナ禍ではコロナに感染した一教員の行動歴が新聞記事となりました。

Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュースを掲載しています。

労働時間の割に給料は少ない

奨学金返済やローン返済のために、同年代よりも多くお金を稼ぐ必要がある場合は教員に向きません。

残業代で稼ぐという働き方ができないからです。

私の教員最初の数年間は月の時間外労働は145時間くらいでした。教員は※給特法により残業代が出ません。

 

月給20万円で月に300時間くらい働きました。

時給666円です(T_T)

ボーナスも加味すると時給920円くらいでした。

【高校の先生の年収と時給換算】1年目から11年目まで
高校の先生の平均年収は42歳で750万円だそうです。勤続11年目の年収は約650万円でした。

まっとうな民間企業ならば残業代というのは割増賃金です。就業時間中よりも時給が上がるのが普通です。

残業代が2,000円としても月145時間で29万円です。月給20万円+残業代29万円=49万円です。

民間企業では残業時間に上限があります。80時間程度です。それでも16万円の残業代です。

皮算用
皮算用

「お金別に稼がなくてもいいよ!」なんて人は教員に向きます。

※給特法

教員は基本給の4%がみなし残業代として最初から月給に上乗せされています。

残業してもしなくても4%上乗せされています。

給特法はフルタイム教員(教諭・常勤講師)に適用されています。

皮算用
皮算用

仕事を効率化すれば残業は月20~40時間くらいまでは下げられます。部活顧問は月40~200時間くらい時間外労働します。

学校の先生で残業が過労死ラインの月80時間を超えたら考えること
時間外労働が132時間を超しているならば2人分働いています。給料も2人分の金額をもらっていますか?

奨学金免除にならない

2004年までは公立学校の教諭(正規雇用)となると奨学金の返済免除がありました。2019年現在はそんな制度はありません。

2019年9月に返済免除の要望書が自民党→文部科学省に提出されました。

 

 

くり返しますが、「It is my pleasureな人」が最も向いています。

会社員

他者の為に行動することが私の人生の歓びです(*^_^*)

2018年頃から教員×ブラック労働と問題が表面化してきたので、今後は働き方が改善されていくかもしれません。

中学校・高校教員の働き方365日
中学校・高校・公立・私立、3つ以上の都道府県で先生経験があります。教員はなかなか大変な職業です。

お金を稼ぐには一応裏ワザがある

残業代などの真っ当な方法ではお金を稼げませんが、一応裏ワザ的なものはあります。

公務員は社会的な信用が高い!

つまりローン審査に通りやすいんです。

 

この信用の高さを利用し、融資を受けて不動産投資をするとなかなかの利回りで運用できます。

ただし、公務員の副業は要申請ですし管理職からあまりいい顔をされません。

配偶者名義で行う等対策を練ることをすすめます。

また、不動産投資は空室リスクもあるのでまぁまぁ難しいです。

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ネガティブな理由から向いていない人

  1. 子ども相手だからそんなに勉強しなくていいでしょ?な考えの人(分かりやすく教えるには先生の勉強がめちゃくちゃ必要です)
  2. 夏休みは先生も休みだと思っている人(有給休暇を取ると休めます。この時期は取りやすいです)
  3. 残業代で稼ぎたい人(基本給の4%がみなし残業代として最初から付いています。残業しなくてもこの金額がもらえます)

これらの理由で学校の先生という職を選んでしまうとミスマッチが起こります。

向いていない仕事を定年まで続けることは苦痛だと思うので、職業選択には先生を選ばない方が良いです。

 

ただ、【向いている人】に該当する箇所もあるならば先生業を定年まで続けることができるかもしれません。

個人的には【学校の先生に向いていない人】に複数該当するならば学校の先生は辞めておいた方が良いと思います。該当した箇所を我慢しながら勤務し続けないといけないからです。

それは定年までの期間許容できる内容ですか?

【サービス残業したくない】教員で残業代出ないのが辛い
先生業はやりがいがあって楽しい!でも、仕事=労働だからまっとうな対価が欲しかった。

教員に向いていないのに先生になった人へ

  1. 先生になる前から向いていないのは気付いていた。
  2. 先生になってから向いていないことに気付いた。

2パターンあると思います。

 

気付いてしまった年齢によりますが、正規雇用ならばこのまま定年退職まで逃げ切るのが先生自身の家計のためです。

なんだかんだ言って、終身雇用でクビになりにくく休職制度も充実しているからです。プロの先生として割り切って働くのはひとつの正解です。

 

 

または、資産運用し早期退職できることを目指すかです。

私は資産運用して30代でセミリタイアしました。

プロの先生として割り切って働き、資産運用してそこそこの資産を築きました。正規雇用の教諭職はこりごりですが、授業だけを担当する非常勤講師として気楽に働いています。

 

 

 

この記事に出会ったあなたも、教員になるならない・将来どうなるかは分からないので資産運用だけはやっておくと良いと思います。

教師から転職できなかったので資産運用を始めたらセミリタイアできた
DINKs夫婦です。資産2,600万円でセミリタイアしました!

オススメ書籍

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